【開催報告】えひめ防災フォーラム2012を開催しました(8月24日(金))
8月24日(金)に、ひめぎんホール・サブホールで開催した「えひめ防災フォーラム2012」 は、愛媛県下20市町の市長、町長を始めとして各界の代表者など、愛媛県下各地から約800名の方に参加頂き、盛会なフォーラムとなりました。
ところで、マグニチュード9.0の巨大地震である東日本大震災の発生以降、日本は千年に一度の巨大エネルギーの爆発の時を迎えていると言われています。そのため、南海トラフ巨大地震も、3連動、もしくは4連動の巨大地震になるということが現実味を帯びてきました。
もし、南海トラフで4連動のマグニチュード9.0という巨大地震が発生すれば、愛媛県に未曽有の被害をもたらすことは想像に難くありません。南海トラフ巨大地震の発生により、愛媛県では高さ10mを超えるような巨大津波と震度7といった強震動に襲われ、それによる被害は想像を絶するものとなります。
そのような時代を迎えて、地域防災の最前線に立つ愛媛県下20市町と愛媛県、国土交通省四国地方整備局、それと愛媛大学が一体となって、地域防災力の向上に努めることは、南海トラフ巨大地震に際しての「減災」の切り札になるものと確信しています。
今回、本当にお忙しい中、国土交通省四国地方整備局の川崎局長には、特別講演に駆けつけていただきました。南海トラフ巨大地震に対する四国地方整備局の各種の取り組みは、県民に安心を与えてくれる強いメッセージとなりました。また、県下20市町の市長と町長、そして愛媛県県民環境部長、土木部長、教育委員会副教育長ならびに、国土交通省四国地方整備局企画部長には、各組織の防災への取り組みの現状と課題について、最新の情報を話題提供いただきました。これらの内容は、住民にとって不安感を取り除いてくれる貴重な情報であったと確信しています。そして何よりも、「やすらぎの愛顔あふれる、安全・安心な愛媛」の実現に向けて、力強い来賓挨拶を戴いた中村時広愛媛県知事に感謝申し上げます。
私たちが立ち向かわざるを得ない南海トラフ巨大地震は、あまりに大きな、地球的規模でのエネルギーの爆発です。今回のフォーラムが、愛媛県下の各自治体や地域防災力の向上に役立てられることを心より願います。
最後になりましたが、フォーラムを盛会裏に開催できましたことを、皆様方に心より感謝
申し上げます。
[2012年08月27日]