【協力依頼】愛媛大学2015 ネパール地震復興調査研究寄附金について
愛媛大学2015ネパール地震復興調査研究寄附金の協力依頼
愛媛大学防災情報研究センター長 矢田部龍一
2015年4月25日の午後,ヒマラヤに抱かれたブッダ生誕の地ネパールがマグニチュード7.8の地震に襲われました。
死者数は7000人を超え,カトマンズ盆地にある世界文化遺産の内,3つの遺産が壊滅的なダメージを受けました。
また,震源地に近いトマンズ北西の山間地の集落では大半の家屋が倒壊しました。今回の地震の震源は世界の地震学
者がマークしていた地震の空白域より東にずれています。そのため,マグニチュード8.0を超える巨大地震が20年内
に発生するのではと指摘されています。
愛媛大学では,10数年に渡って,自然災害大国であるネパールの総合防災活動に取り組んできました。その結果,
100編を超える学術論文を執筆し,また18回にも及ぶ国際シンポジウムをカトマンズ市で開催するなど,ネパールの
自然災害研究におけるトップクラスの研究機関としての立場を確立してきています。
今回のネパール地震の発生に当たって,愛媛大学防災情報研究センターでは,総力を結集してネパール地震の被害
調査を行います。そして,調査結果をもとに,来る大規模地震を念頭に置いた復興まちづくりについて研究し,成果
を政府や自治体,地域コミュニティに提言し,災害に強いまちづくりに寄与します。また,同時に地域防災力向上の
ため学校と地域における防災教育の推進に向けた実践的研究活動を展開する所存です。
これらの活動を展開していくために,「愛媛大学2015ネパール地震復興調査研究寄附金」へのご協力を呼びかける
ものです。関係諸機関ならびに関係諸氏のご支援をお願い申し上げます。
詳細はこちら→愛媛大学2015ネパール地震復興調査研究寄附金の協力依頼
[2015年05月14日]