第195号 2011.9.28 蔚山大学土木環境学部と建設環境問題に関するジョイントセミナーを開催/四川大地震復興調査ならびに道路建設に関するジョイントセミナーを実施
○今回のコンテンツ
<ご報告>蔚山大学土木環境学部と建設環境問題に関するジョイントセミナーを開催
<ご報告>四川大地震復興調査ならびに道路建設に関するジョイントセミナーを実施
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○<ご報告>蔚山大学土木環境学部と建設環境問題に関するジョイントセミナーを開催
愛媛大学防災情報研究センターと国際連携推進機構は、蔚山大学建設環境学部と共催
して、2011年9月16日に韓国の蔚山大学国際会議室において、標記のジョイントセミナー
を開催しました。セミナーには愛媛大学側からの18名を含めて150名が参加し、11編の発
表と熱心な討議が行われました。セミナー終了後には発表した学生や教員を中心に夜遅
くまで懇親を深めました。今後も毎年、学生セミナーを開催する予定です。
蔚山大学は釜山広域市から70kmの日本海に面した人口109万人の蔚山広域市にある学生
数12,000名の私立大学です。愛媛大学は蔚山大学と昨年の7月に学術交流協定を締結し、
活発な学術交流を展開しています。今も工学部環境建設工学科の学生3名が4ヶ月の予定
で留学生活を送っています。なお。蔚山広域市には世界的企業である現代自動車や現代
重工業が立地しています。
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○<ご報告>四川大地震復興調査ならびに道路建設に関するジョイントセミナーを実施
愛媛大学防災情報研究センターと地盤工学会四国支部は合同して、四川大地震の復興
調査を実施するとともに四川道路設計研究院との道路建設に関するジョイントセミナー
を開催しました。調査行程は9月21日~9月26日で、参加者9名が、台風15号直撃の強風の
間隙を縫って成都へフライトしました。22日の四川道路設計研究院との道路建設に関す
るジョイントセミナーでは、四川大地震による200を超える崩壊斜面と橋脚の損傷の調査
結果について概要報告がなされました。日本側からは最近の地震と山地災害の概要を報
告しました。
四川大地震の復旧については、映秀、汶川、綿竹を中心に調査を行ないました。想像を
絶する大規模な斜面崩壊については、殆ど手つかずで放置されています。道路復旧に関
しては凄まじい勢いで取り組んでおり、映秀に抜ける道は8割が構造物(トンネルと橋梁)
ということで着々と建設されています。また被害の激しい町は集団移転しており、跡地は
損傷した構造物も現状のままで地震公園として整備されているのが印象的でした。
調査概要はまた近日中にHPにアップしますので参照ください。
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[2011年09月28日]