第361号 2014.9.9 四国巨大災害危機管理フォーラムを開催しました
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愛媛大学 防災情報研究センター
防災情報研究センターニュース
第361号 2014.9.9
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○今回のコンテンツ
<ご報告>四国巨大災害危機管理フォーラムを開催しました
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○<ご報告>四国巨大災害危機管理フォーラムを開催しました
四国5大学防災・減災教育研究協議会および工学系6学会会長連携会議主催シンポジ
ウム「四国巨大災害危機管理フォーラム」~東日本大震災の経験に学び、懸念される南
海トラフ巨大地震に備えて~が9月6日(土)高知市高新文化ホールで開催され、大学・
学会研究者、行政職員、自主防災組織の皆さま、一般市民、学生に約150名の参加が
ありました。
開催にあたって、磯部土木学会第102代会長から四国5大学防災・減災教育研究協
議会、6学会会長連携会議を設置し、さまざまな専門家が集まり、防災に関する議論を
進めてきました。防災・災害を最小限にとどめるためには、災害別にどのような備えが
必要なのかを考えておく必要があるとの挨拶がありました。続いて尾〓高知県知事から
高知県も先日2000mm以上の豪雨を経験しました。もし南海トラフ巨大地震が発生し
たことを考えると本当に恐ろしさを感じております。高知県では、すべての場所(海岸
部・山間部等)にそれぞれ特有のリスクがあり、そのことを県民全員が知らなければな
りません。また災害に対する時間軸(想定期・発生期・復興期)での対応や取り組みが
大切であり、このフォーラム等を通して専門家の英知を集めた対策等の情報に期待して
いますとの来賓のあいさつがありました。
基調講演は、阪田土木学会第98代会長から「東日本大震災からの教訓と南海トラフ
地震への備え」と題して、東日本大震災の例をあげながら、「想定外」と「減災」のキ
ーワードを教訓に国民一人ひとりが危機感を持つこと、想定外をどのように想像し、ど
う向き合うかが大切であると説明しました。また各セッションにおいて、四国のインフ
ラは十分ではないことから大学の専門家による地域値と学科の専門家による専門値を共
有し、想定外に備えるために各研究者から「巨大災害とインフラ」「巨大災害と情報」
「防災と地域連携」の情報提供がありました。
パネルディスカッション「巨大災害危機管理 学長・学会長円卓会議」において、5
大学長等及び6学会会長等からそれぞれの大学・学会における防災の取り組み報告があ
りました。最後に柳澤学長から「今後大学と学会がどう連携するか考えて行きたい」と
述べ、円卓会議参加者全員で、四国5国立大学学長・6工学系学会会長 巨大地震危機
管理に関する低減フォーラムにおける総括を行い、円卓会議を締めくくりました。
最後に脇口高知大学長から「継続はなり」今後も横断的な防災研究の情報提供を目的
とした集まりを実施していきたいとの閉会のあいさつがありました。
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[2014年09月10日]