自然災害に対する科学技術的観点からの防災研究から行政の地域防災計画やリスクマネジメントへの協力と支援をおこなっております。

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第337号 2014.3.31 一般社団法人四国クリエイト協会による寄付講座「東南海・南海地震研究部門」の設置期間が満了となりました/寄付講座「東南海・南海地震研究部門」教員の退任にあたって

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愛媛大学 防災情報研究センター

        防災情報研究センターニュース

                    第337号 2014.3.31

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○今回のコンテンツ
<ご挨拶>一般社団法人四国クリエイト協会による寄付講座
           「東南海・南海地震研究部門」の設置期間が満了となりました
<ご挨拶>寄付講座「東南海・南海地震研究部門」教員の退任にあたって
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○<ご挨拶>一般社団法人四国クリエイト協会による寄付講座
           「東南海・南海地震研究部門」の設置期間が満了となりました

  平成22年10月1日に一般社団法人四国クリエイト協会(当時、社団法人四国建設弘済会)
 により防災情報研究センターに設置された寄付講座「東南海・南海地震研究部門」の期
 間が、この3月末を持ちまして満了となります。当部門では、避難問題研究、自主防災研
 究、自治体業務継続研究、防災教育研究、防災GIS研究の5つの研究課題に対して精力的
 に研究を展開してまいりました。この間、3.11大震災の発生もあって、当研究部門の研
 究活動は多岐に渡りました。また、皆様のご支援もありまして多くの研究成果を出すこ
 とができました。多大な支援をいただきました一般社団法人四国クリエイト協会に心か
 ら御礼を申し上げますとともに、ご協力いただきました関係各位に対して深甚の謝意を
 表します。
                 平成26年3月31日 愛媛大学防災情報研究センター長

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○<ご挨拶>寄付講座「東南海・南海地震研究部門」教員の退任にあたって
 
  3月末をもって愛媛大学防災情報研究センターを退任いたします。平成22年10月に防災
 情報研究センターに東南海・南海地震防災対策に関する調査研究業務に関する寄附講座が
 創設され、同年11月16日に東南海・南海地震研究部門長・教授に就任以来、約3年半にわ
 たり皆さまには大変お世話になりました。
  平成23年1月に愛媛地域防災力研究連携協議会を設立して活動が本格化したところで、
 3・11東日本大震災が発生しました。当防災情報研究センターは、東日本大震災をはじめ
 として地震防災に関する調査研究、さらには国内外の地震に加え水害・土砂災害を含む
 災害の発生に対応した現地調査などに精力的に取り組み、毎年夏に開催する防災フォー
 ラムや各市町へ赴いての防災キャラバンなどを通じて防災意識の啓蒙活動を大々的に展
 開しました。
  一方、災害時の道路啓開や復旧に欠かせない建設業者が過当競争で疲弊を極めている
 状態を改善すべく、私が属する土木学会建設マネジメント委員会の活動を強化し、公共
 事業の発注の仕組みを抜本的に改革するための研究に取り組みました。その成果が一部
 実現し、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」の大幅改正がようやく実現する見
 通しが立ってきました。
  過ぎてみるとあっという間の3年半であり、まだまだ防災は取り組みの手を緩めるわけ
 にはいかない課題です。寄附講座の研究活動が基礎となって、愛媛大学と社会との連携、
 そして四国、ひいては全国における防災に関する取り組みがさらに発展・強化されるこ
 とを願って退任のご挨拶といたします。

                         愛媛大学防災情報研究センター
                         東南海・南海地震研究部門長
                                教授 木下 誠也

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  皆様、昨年4月に准教授として着任いたしました村岡治道(はるみち)です。
  早いもので、任期の1年を終える日が参りました。皆様にご挨拶申し上げます。
  昨年は8月に“えひめ防災フォーラム2013”で司会を務めさせて頂きました。1,700名
 の皆様にご来場賜り、また、県知事と20市町の首長の皆様にも御登壇頂き、緊張しなが
 ら司会させていただいたことを覚えております。また、夏から年明けまでの期間には公
 立学校の先生方に学校防災をテーマとした講演をさせて頂きました。その他には県民の
 皆様にラジオ出演や講演会など通じて防災への備えについてお話しさせて頂きました。
 これら一連の取り組みを通じて痛切に感じている点は、「(愛媛の皆様の地震対策が)間
 に合うのか?」という危機感でした。皆様の地震に対する警戒心の薄さには正直驚かさ
 れています。
  そして、地震が3月14日未明に発生しました。どうか皆様、次のようにお考え下さい。
 「地震対策をしていないということは、地震被害に遭うための準備をしているのだ!」と。
 一刻も早く、しっかりとした対策・備えに取り組んで下さい。そして、その日が来るま
 で気を抜かずに継続して取り組んで下さい。残念ながら私は松山を離れますが、愛媛で
 生活を営まれる皆様におかれましては、我がことと捉えて、地震対策を進めて頂きたい
 と思います。
  1年間、ありがとうございました。
  
                         愛媛大学防災情報研究センター
                               准教授 村岡 治道 

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[2014年03月31日]

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