自然災害に対する科学技術的観点からの防災研究から行政の地域防災計画やリスクマネジメントへの協力と支援をおこなっております。

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第320号 2014.1.6 メールマガジンご愛読の皆様へ   

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愛媛大学 防災情報研究センター

        防災情報研究センターニュース

                    第320号 2014.1.6

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○今回のコンテンツ
<ご挨拶>メールマガジンご愛読の皆様へ    
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○<ご挨拶>メールマガジンご愛読の皆様へ
 
  新年のご挨拶を申し上げます。愛媛大学防災情報研究センター 准教授 村岡です。
  皆様はどのように新年を迎えられたでしょうか。私は食べて飲んで寝て過ごしたお陰
 で、5kg太ってしまいました(今年もやってしまいました)。
 
  さて、昨年は愛媛県から6月に愛媛県地震被害想定調査結果の一次報告が公表され、年
 末12月26日には最終報告が公表されました。この最終報告書では非常に厳しい被害状況
 が想定される一方で、防災・減災による、大幅な被害軽減効果が強調されていました。
 
 主なポイントは次のとおりです。
  ○旧耐震基準の建物の建て替えや耐震化
   ⇒全壊棟数を最大で約10分の1に軽減可能
  ○耐震化による出火抑制、倒壊建物の下敷き抑制や避難路封鎖の回避
   ⇒死者数を19分の1に軽減可能
  ○耐震化により自宅を失わずに済む
   ⇒地震発生1日後の避難所避難者数を5分の3に軽減可能
  ○家具等の転倒・落下防止対策実施率を100%にする
   ⇒死者数を約7分の2に軽減可能
○地震発生後に全員が迅速に避難
   ⇒津波による死者数を約9分の2に軽減可能

 メールマガジンご愛読の皆様におかれましては、愛媛県の内外にかかわらず、上記に
 示されている効果を認識した上で、防災・減災への取り組みを
         個人で、
         家族で、
         地域で、
         職場で、
 着実に、先送りすることなく進めていただきたいと思います。一週間後は連休ですので、
 これらの連休を最大限活用して、家具の固定や避難所までの避難経路の確認、緊急持ち
 出し用品の確認などを是非行って下さい。
  
  本年もどうぞよろしくお願いします。
                                村岡 治道         
  
      

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[2014年01月07日]

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