第218号 2011.12.5 愛媛大の学長候補に現職の柳澤康信氏が決まる/台湾八八水害調査のその後
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愛媛大学 防災情報研究センター
防災情報研究センターニュース
第218号 2011.12.5
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○今回のコンテンツ
<ご報告>愛媛大の学長候補に現職の柳澤康信氏が決まる
<ご報告>台湾八八水害調査のその後
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<ご報告>愛媛大の学長候補に現職の柳澤康信氏が決まる
11月30日に開催された愛媛大学の学長選考会議で現職の柳澤康信氏が学長候補者に
決まりました。任期は来年4月1日から3年間です。学長は、会見の中で、3.11東日
本大震災の被災を前に防災情報研究センターの活用により地域防災力の向上を図りた
いなどと述べました。愛媛大学では、学長のリーダーシップの元、地域の防災力向上
に全力で取り組みますので、皆様の一層のご支援をお願いします。
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<ご報告>台湾八八水害調査のその後
台湾南部は一昨年の8月に台風8号による大水害を受けました。8月8日の被害が最も
ひどかったことから八八水害と呼ばれています。被害金額は5千億円を超え、小林村
では深層崩壊により村民の9割にも上る500名が一瞬のうちに犠牲になりました。
防災情報研究センターでは、一昨年の11月、昨年の1月、それと11月と現地調査に出
かけました。これを契機に、防災研究の遂行などを目的として高雄市の国立高雄大学
ならびに高雄第一科技大学と学術交流協定を締結しました。現在、交流は順調に進ん
でおり、今年の10月には、高雄第一科技大学で、愛媛大学の進んだ高等教育への取り
組みなどの特別講演を愛媛大学の4名の教員が行ってきました。
ところで、12月3日付の産経新聞に八田輿一記念公園の開園(今年の5月8日)とと
もに観光客が大幅増と報道されています。八田輿一氏は烏山頭ダムと1万6千キロにも
及ぶ用水路を日本統治時代の1930年に完成し、不毛の大地を穀倉地帯に変えた土木技
師です。今でも地元の人たちから神様のように慕われています。台湾の自然災害の調
査を兼ねて、烏山頭ダムと八田輿一記念公園を訪ねてみてはいかがですか。
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[2011年12月05日]