<ご報告>防災情報研究センターの河合慶有教授の研究グループが 「第24回 3D・VRシミュレーションコンテスト オン・クラウド」で最優秀賞 を受賞しました 【11月19日(水)】
令和7年11月19日(水)に東京都品川インターシティホールで開催された「第24回 3D・VRシミュレーションコンテスト」(一般財団法人VR推進協議会)で河合慶有教授、山本浩司特定教授の研究グループが開発しているメタバース教育プラットフォーム IMSS(インフラメンテナンス・スマート・シミュレーター)がグランプリ(最優秀賞)を受賞しました。
本賞は、UC-win/RoadやメタバニアF8VPS(FORUM8メタバース)によるソリューションを最大限に活用することで、データを通じた高度なコミュニケーションを実現した、スマートシティやDXを加速させる最先端のVRとシステムに贈られるものです。
受賞対象となった「メタバース教育プラットフォーム IMSS(インフラメンテナンス・スマート・シミュレーター)」は、RC橋梁の3D点群・BIM/CIM可視化・損傷劣化の近接目視点検シミュレーションなどを通じて、オンラインで土木技術者のインフラ点検スキルを学習するWeb-VRシステムであり、様々なインフラデータが蓄積され、インフラミュージアムDIMM(デジタル・インフラメンテナンス・ミュージアム)としても構築されている点が高く評価されました。
IMSS/DIMMは、地方自治体職員や民間技術者、異分野技術者等が時空の制限なく、VR空間上で橋梁の点検技術を体験学習できる教育システムと、受講者へ学習効果をフィードバックするしくみを兼ね備えた学習環境を提供します。また、デジタル技術を用いて部材内部・応力状態を見える化したデジタル教材、ひび割れスケッチ・幅計測、打音検査等を実践し、グループワークを通じて点検方法を習得する実践的な学び場を提供することを目標としています。さらに、小中学生を含めた一般市民に向けて、将来のDXインフラメンテナンス技術をクイズ形式で体験するミュージアムとしても利用できるように整備を進めています。以上のように、インフラの維持管理に興味のある幅広い世代の人々に利用されることを期待しています。
本研究の一部は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「スマートインフラマネジメントシステムの構築」(研究推進法人:国立研究開発法人土木研究所)によって実施されました。
第24回 3D・VRシミュレーションコンテスト グランプリ(最優秀賞)
・メタバース教育プラットフォーム IMSS(インフラメンテナンス・スマート・シミュレーター) 愛媛大学
https://vrcon.forum8.co.jp/2025/
○メタバース教育プラットフォーム IMSS(インフラメンテナンス・スマート・シミュレーター)

[2025年11月26日]













