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<ご報告>駐日ネパール大使が愛媛大学防災情報研究センターを訪問しました【2月7日(金)、8日(土)】

 令和7年2月7日(金)、駐日ネパール大使Dr. Durga Bahadur Subedi 閣下が防災情報研究センターを訪問しました。
 ネパールにおける愛媛大学のこれまでの教育研究活動と今後の活動予定について議論を行いました。中でも、当センターで行っている防災教育研究活動やネパールをフィールドにした研究論文、教育活動について熱心に質問されました。ネパールでは、2024年9月末に発生した大規模洪水と地滑りが首都カトマンズで発生したことから、災害の多い両国が防災の分野において協力していくことの重要性について意見を述べました。
 また、翌2月8日(土)午前中に開催された講演会では、EUリージョナルコモンズ(城北キャンパス)において、愛媛大学の留学生に向けた講演を行いました。
 大使は、2015年4月に起きたネパール地震後、愛媛大学が現地カトマンズでサテライトオフィスを設置し、サテライトオフィスを通じて行った復興支援活動についての説明や、東日本大震災の時に日本大使館一等書記官であった経験から、「日本は地震や土砂災害が頻発する国でありますが、学校や地域住民に対する日本の防災教育が優れており、災害に強い地域づくりを行っている。日本式の防災意識の啓発は、災害を理解し、災害に備える良いきっかけになる。」と、留学生に伝えました。
 この後、大使は、愛媛大学も協力するFNSチャリティーキャンペーン(テレビ愛媛)報告会に出席し、今年度の支援国ネパールに関する紹介やネパールの課題などを説明しました。