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<ご報告>「社会基盤メンテナンスエキスパート・道守の修了生ワークショップ,報告会」を開催しました

 平成31年1月10日(木),11日(金)に,社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)養成講座の活動の一環として「社会基盤メンテナンスエキスパート・道守の修了生ワークショップ,報告会」を開催しました。
 1月10日は,愛媛大学・岐阜大学・長崎大学・新潟大学の講座修了生33名が参加し,愛媛大学社会連携推進機構研修室においてワークショップ(WS)を開催しました。WSでは,修了生が3つのグループに分かれ「テーマⅠ:災害時にMEとしてできること」「テーマⅡ:日頃の防災にMEとしてできること」「テーマⅢ:修了生の会の運営」について意見を出し合い,各問題の解決策について検討しました。
 翌1月11日,愛媛大学南加記念ホールにおいて,WSの報告会を開催しました。本会には,前日参加できなかった講座修了生と大学関係者など約70名が参加しました。報告会では,まず,岐阜大学工学部付属インフラマネジメント技術研究センター長の沢田和秀教授より「ME養成講座の今までとこれから」と題して,これまでの岐阜大学におけるME養成講座の取り組みと,現在土木業界が抱えている課題に対してMEの会に期待することなどが講演されました。次に,前日のWSの成果報告を各グループが行いました。続いて,各講座修了生の会の活動報告が,愛媛MEの会・ME新潟の会・岐阜MEの会・道守養成ユニットの会(長崎)の代表者より発表されました。
 本WS,報告会を通して,全国から講座修了生が集まり意見を出し検討することで,土木技術者としての意識を高め合いました。また,平成30年7月豪雨災害などを受けて,MEとして日頃からインフラを守っていくために技術研鑽に励むことは,災害対応に寄与することでもあることを再認識しました。さらに社会基盤ME養成講座や修了生の取り組みを広めることで,人材育成の必要性への理解が進んだものと思われます。
 なお,この行事はNHK松山等のニュース報道に取り上げられました。

ワークショップの様子

基調講演(岐阜大学 沢田和秀教授)


ワークショップの成果報告


[2019年01月23日]