【開催報告】社会基盤メンテナンスエキスパート（ＭＥ）養成講座シンポジウムを開催しました

　平成28年1月6日(水)15時00分～17時20分、愛媛大学南加記念ホールにおいて、「社会基
盤メンテナンスエキスパート(ME)養成講座シンポジウム　～愛媛と四国の社会基盤を維持
する技術者人材育成プロジェクト～」が開催されました。官公庁、民間を中心に、大学関
係者を含め131名と多くの方に参加いただきました。
　講演は、高知工科大学の那須清吾教授から「道路インフラマネジメントサイクルの汎用
化と実装展開」、国土交通省四国地方整備局企画部の谷脇準蔵事業調整官から「点検結果
の記録と健全性の診断」、愛媛県土木部の頼木清隆部長から「愛媛県の社会基盤の現状と
今後の取り組み」の題目で講演をしていただき、社会インフラ老朽化に対する現状、課題
及び今後の対応など幅広い内容について示唆していただきました。
　次に、平成27年度の社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)養成講座の内容について、
愛媛大学工学部環境建設工学科の森脇亮教授から養成講座の内容や今年度のME養成講座の
受講生22名全員がME認定試験に合格したことが報告されました。
　また、今年度のME養成講座で得た成果発表として、「橋梁についての管理方法について」
(一社)四国クリエイト協会松山支所の高野俊宏氏、「地域技術者の人材育成について」八
幡浜市役所産業建設部建設課の小西佐知氏からMEとしての提案報告がありました。さらに、
1月6日付で地域住民の安全・安心の向上及び地域経済の健全な発展に寄与する目的で「愛
媛MEの会」を立ち上げたことやME1期生としての活動内容について、ME1期生代表で愛媛県
土木部道路維持課の相原博紀氏から報告されました。今後の社会基盤メンテナンスを推進
する上で、大きな力となることが期待されます。

[2016年01月08日]