【開催報告】愛媛大学防災情報研究センター平成26年度活動報告会を開催しました
愛媛大学防災情報研究センター平成26年度活動報告会を開催しました
二神透准教授の司会のもと、240名の参加者で会場が埋め尽くされる中、矢田部龍一センター
長の開会挨拶を始めとして報告会が開催されました。
講演では、元四国地方整備局企画部長の国土地理院長 小池剛氏より「大規 模災害に即応す
る国土地理院の備え」と題して、平常時から災害時まで、地理空間情報の整備、提供を通して
国土地理院が災害対応に様々な場面で重要な役割を果たしていることが紹介されました。
続いて、四国地方整備局総括防災調整官林重延氏より「四国における昨年の災害と本年度の
南海トラフ地震対策」と題して南海トラフ巨大地震を中心とする国土交通省の防災対策の対応
状況について紹介があり、平成26年8月の台風12号、11号 災害、そして平成26年12月に発生
した豪雪災害への対応について報告がありました。 国の組織力を活かした広域応援対応が大
規模災害に有効であることが示されました。
最後に、竹田正彦副センター長、松本啓治教授より平成26年度の活動報告が実施されました。
竹田副センター長からは、センター発足から10年目を迎える活動の経緯が紹介され、自助・共
助・公助の バランスを図りながら防災・減災の取り組みを地域に根ざした活動として展開して
いくことが示されました。
松本教授からは、松山市の中心市街地が将来にわたって活力 ある拠点として発展するために
必要な人材育成、まちづくりに取り組んでいる状況が 紹介されました。
閉会にあたり吉井稔雄副センター長から報告会の振り返りと、これから 益々重要となる、防
災、まちづくりに必要な社会人技術者の養成に取り組んでいくことが示され、閉会となりました。
報告会に足を運んで頂いた皆様に感謝申し上げるとともに、報告会を通してセンターの活動内
容が広く地域、住民に浸透し、地域防災力の向上に貢献できることを期待するものです。
[2015年05月27日]