【開催報告】防災講演会「四国地方12月豪雪災害対策と長野県神城断層地震被害調査報告」を開催しました
愛媛大学防災情報研究センターは、平成27年1月16日(金)14時から愛媛大学
社会連携推進機構2階研修室において、四国地方12月豪雪災害対策と長野県神城断層
地震被害調査の報告会を開催し、自治体職員、建設業関係者等会社員、学生ら約40名
の参加をいただきましたことに感謝いたします。
開催に先立ち、愛媛大学防災情報研究センター長から開会の挨拶がありました。
引き続き、国土交通省四国地方整備局・林重延総括防災調整官から、「四国地方の平
成26年12月5日からの大雪における雪害対策」と題した講演をいただき、12月5日
にゲリラ豪雪が発生し、徳島県西部の一部に孤立した地域が発生、また平成26年11
月に改正された災害対策基本法を初めて適用し、運転手の同意なく、重機を用いて車を
動かし、放置車両や立ち往生車両の移動を行ったとの説明があり、小型の除雪車を四国
でも何台か保有する必要があると訴えました。
また、愛媛大学大学院理工学研究科森伸一郎准教授から「2014年長野県神城断層
地震の被害調査」報告があり、長野県北部で昨年発生した最大震度6弱を記録した地域
において、限定的であるが強烈にゆれた場所があったことから今後ゆれやすさマップを
作成する必要性があること、断層変異による構造物被害の現状や災害直後の救援活動と
その時の共助により、死者が0であったことなどの報告がありました。
参加者は講演に熱心に耳を傾け、今後の防災対策に対して、大いに参考になったこと
と思います。
[2015年01月19日]