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【開催報告】防災講演会愛媛大学・社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)養成講座シンポジウムを開催しました

  愛媛大学南加記念ホールにて、平成27年1月9日(金)、盛況のうちに愛媛大学・社会基盤メンテナンスエキスパート
 (ME)養成講座シンポジウム-愛媛と四国の社会基盤を維持管理する技術者人材育成プロジェクト-を終えました。行
 政関係者、企業関係者、大学関係者および報道関係者の方々など、139名の参加がありました。参加者の皆様にはお忙
 しいところ集まっていただき、誠にありがとうございました。
  本シンポジウムでは、行政による社会基盤の最新の維持管理に係る取り組みについて、国土交通省総合政策局佐藤寿延
 事業総括調整官から「インフラ維持管理をめぐる国土交通省の最近の取り組み」、愛媛県土木部の溝口宏樹技術監から
 「愛媛県の社会基盤の現状と今後の取り組みについて」の講演をいただきました。佐藤事業総括調整官からは、国の社会
 資本の維持管理・更新に当面講ずべき措置の工程表のなかで、社会資本の管理体制の現状を踏まえつつ、法令改正や今後
 の維持管理の技術開発、地方公共団体に対する支援等についてお話をいただきました。一方、溝口技術監からは、愛媛県
 の抱える人口減少、地震・集中豪雨などの自然災害リスクのある現状において、防災・減災の対策、地域活性化対策、社
 会資本の老朽化対策に加え、今後の愛媛の社会資本を支える担い手の確保についてお話をいただきました。
  また、ME養成講座に係る演題として、愛媛大学工学部の森脇亮環境建設工学科長から「愛媛と四国のインフラを守る
 人材育成講座について」、ME養成講座の講師をしていただいた須賀幸一氏から「ME養成講座を終えての感想」の講演
 を受け、ME養成講座内容の理解を深めたものと考えます。これらの講演の後、矢田部龍一愛媛大学防災情報研究センタ
 ー長から、ME認定試験合格者各氏に認定証が授与されました。そののち、ME受講生2名による「ME養成講座で得た
 成果」の講演がありました。
  以上の講演を通して、国・県が直面している社会基盤維持管理の問題点と対策について把握でき、さらに愛媛大学が行
 っているME養成講座の内容を知ることで、人材(財)育成の必要性が理解できたものと思われます。矢田部センター長
 の開会挨拶に始まり、国土交通省四国地方整備局の石井一生企画部長の閉会挨拶で終わりました。充実した内容のシンポ
 ジウムを終えることが出来ました。
  ME養成講座の準備段階からお世話になりました、国、県、企業の方々には大変感謝致しております。ここに重ねてお
 礼申し上げます。
 

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[2015年01月13日]